2013年8月25日日曜日
親知らずの抜歯は、案ずるより抜けばわかるんですね
うえ~ん、親知らず抜いてきた~
こ、こ、怖かった~!
すっごく怖かったけど、富士急ハイランドのFUJIYAMAに乗る恐怖に比べたら楽勝!!
前日は、しばらく食事を満足にとれなくなる寂しさと、抜歯の不安からくるストレスで、ショートケーキを5個も食べてしまい、当日は軽い胸焼け。。。もう当分ケーキ食べたくない。
私の親知らずは、上は2本とも先天的欠損で、下は2本とも水平埋状智歯で完全に埋まっているため、歯茎を切開して抜くことはわかっていたし、周りの体験者たちも 「痛い」「腫れる」 と口を揃えて言うものだから怯えずにはいられない
そんな怯える私に、元歯科衛生士の知人は
「歯茎に埋まっていても、テコの原理で抜けるような生え方なら簡単に抜ける」
という心強い励ましの言葉をくれた。
あ~、どうか、私の智歯ちゃんがテコの原理で抜けますように!
担当してくれたのは口腔外科の美人な女医さん。
私が怯えているのがわかったのか、
「リラックスしてくださいね、そのほうが麻酔の効きがよくなりますからね」
となだめてくれたけど、緊張のあまり力が入りすぎて両足のつま先がピーンと反り返ったまま戻らない。
まず、麻酔注射の痛みを和らげるための表面麻酔を歯茎に塗り、感覚が麻痺してきたら麻酔を3分ほどかけてゆっくり注射。そして何かで歯茎を突つかれ、痛みや感覚があるところには麻酔を追加。
ひととおりその作業が終わると、
「削っていきますね」
と言って、いつものアレで削り始めた
え? いつの間に歯茎を切開してたの?? 全然感じなかった~ すご~い 麻酔力万歳!!
それからは、削ってはペンチで挟んだり何かを吹きかけたりを繰り返すこと30分くらい
その間にも削っている感覚がわかったり、ちょっと痛みを感じたら手をあげて申告すると、その都度麻酔を打ってくれる
怖がりの私は甘えて何度も麻酔をおかわり!!
こんな感じで削り続け、そんなに削ったら親知らず無くなるんじゃないの?
もしかして、削って消失させる作戦?? それはそれで、新しい!!
などと考えていると
先生が 「親知らずが出てきましたよ」 と言った
は? 今まで削っていたのは何? 親知らずじゃないの??
後で先生に聞くと、親知らずを顎の骨が覆っていたため顎の骨を削っていたらしい。 ひい~ 失神
そして大量に麻酔を打って、ペンチでグリグリ引っぱり始めた。
その力が強くて顎が外れそう~ 顎は麻酔が効いてないから痛いですぅ~
それからも、削ったりベンチでいじったり麻酔を打ったりを繰り返し、痛みはないけど口を開けていることに疲れ始めたころ
やっと親知らずが取れた!
最後に切開部分を縫合して1時間に及ぶ戦いが終わった。 ま、もっぱら戦っていたのは先生ですけどね(笑
親知らずは血まみれで2つに割れていて、根っこ部分には顎の骨がくっついていた。 ひい~ 戦慄病棟
鈍痛がすることを伝えると、追加で麻酔を打ってくれたが効き目はなく、鎮痛剤のほうが効くということで、処方されたロキソプロフェンナトリウム60mg(ロキソニン)を貰ったその場で飲んだ。
そのおかげかな、その後は強い痛みは感じず、ロキソニンを飲んでいれば耐えられる痛みだった。抜歯後の痛みって、切開した切り傷の痛みというよりは、顎の骨を削ったから、骨折痛とか打撲痛みたいな痛みがあるんだよね
あとはなぜか喉が痛い! 当日は水や唾液を飲むのがつらい! つらいのに、唾液が犬や牛並みに出るんですけど、これは自然治癒力の作用なの?
翌日は、頬が下膨れにぶっくり腫れて
まるでドングリを頬張りすぎたリスのようになった
右下の親知らずが無くなって気づいた。
なんか踏ん張れない、足りない気がする、力が入らない、体の軸が1本足りない気がする。 失って初めて気づいた。親知らずって何かしらの役割を果たしていたんだね。
それがたとえ歯茎に埋まったままで咀嚼活動に貢献していなかったとしても、顎骨に吸収され原型をとどめていなくとも、やっぱり体にとっては必要なものだったんですね。
人間の体に、無駄なものはないのだ。
昔付き合っていた薄毛の彼氏の髪をいたずらで抜く度に彼が言っていた
「髪を抜くな!無駄な毛は一本もないんだゾ!」
今ならその言葉の意味がわかる。
無駄な歯は一本もないんだゾ!
★私なりに頑張ったドライソケット予防策★
ドライソケットになると耐えがたい痛みが2週間続くらしいですね。
絶対になりたくない!! そんなかわいそうなこと、私にさせたくない!!
だから、ドライソケット予防、頑張っちゃったもんね♪
--抜糸当日--
・うがいをしない、唾液はティッシュに含ませるようにやさしく吐き出す、あるいは気持ち悪さを我慢して飲み込む。
・うがいをしないので歯磨きもしない
・口内で吸い込む行為をしない。ストロー厳禁。
・水を飲むときは、抜糸していない方に寄せて飲む。(血を流さないようにするため)
・極力会話をしない、抜糸側の頬を動かさない。
・口を大きく開けない。くしゃみ、あくびは小さめに
・抜糸した箇所を手や舌で触ったりしない。
--3日後まで--
・うがいは軽く。処方されたうがい薬を口に含んで、頭をゆっくり回して口内のうがい薬を循環させる感じ。ペッと吐かずに静かに吐き出す。
・歯磨きは、抜糸していない側だけブラッシング、歯磨き粉はつけない。
・傷口にハマりそうな固形物は食べない。食べるときは抜糸していない側で食べる。
・その他、抜糸当日と同様に気をつける。
★抜糸後の経過★
抜糸直後は麻酔が切れる前に処方された鎮痛剤を飲んだのが功を奏したのか、その後は耐えられる程度の痛みだった。それに、麻酔の副作用なのかな? なんだか体がフワ~ンと軽くてとってもいい気分だったのです(笑
だから、おうちに帰ってすぐベットに横になり、ニヤニヤしながら昼寝したのでした♪
翌日からはガッツリ頬が腫れたけど、痛みはそれほどでもなく、鎮痛剤を飲まなくても耐えられる程度。 ただ、喉と顎の付け根の痛みは変わらずで、口が1cmしか開かないよ~ スプーンが口に入らない~
抜糸時の負担で顎関節症の症状が出たのかな?
この症状は徐々に治っていったけど、完治まで1ヶ月かかった。幅2cmのロールケーキを食べるのに苦戦した~
やっぱり、抜糸前に食べたいものいっぱい食べておいて良かったなぁ
辛かったのは4日目、まともに歯磨きができないので口臭がテロ並みに臭い! 殺傷力ありそう(汗
それに、抜歯したところから苦い液が出てくるんですけど~ 泉のように湧き出てくる感じ。 うえ~気持ち悪さがピークですぅ! 耐えきれず歯磨き解禁。抜糸した側は優しくブラッシングをして、綿棒で歯の表面をこするといっぱい汚れがとれた。そして、抜糸していない側だけ歯磨き粉をつけてブラッシングしたら、だいぶスッキリした!
鏡を見ると、腫れた頬のあたりの皮膚が黄緑色に変色してるぅ~!! 青あざですか!
まあ、こんな感じでときどき痛くなったり口が開けられなかったりとなにかと不便でありましたが、全て落ち着いたのは約1ヶ月後でした。
★食べたもの★
抜糸した当日と翌日の朝は、歯磨きできないので腐敗しにくいウィダーインゼリーを吸わずに、お皿に入れてスプーンを使って食べた。 その後は、顎が痛くて咀嚼できないのと、傷口に物が詰まるのが嫌なので、野菜のポタージュスープに柔らかいパンを浸して食べたり、おかゆを更にミキサーでペースト状にして食べたりした。
あとは、ヨーグルト、豆腐、温泉卵、おしるこの汁、フルーツジュース、といった、咀嚼が必要のないものばっかり食べた。 感染予防として抗生剤を処方されるので、腸内を整えるためにヨーグルトは欠かせない、抗生剤で良い菌も死んじゃうんだもん
こんな食生活を続けて5日目、やっぱり体は満足していないようでお腹が減ってたまらない。ラーメンが食べたいけど、生めんは無理だからカップラーメンのどんべえを食べてみた。カップラーメンはフニャフニャ麺だから余裕で食べれると思ったのに、麺の改良でコシがある! 軽くアルデンテなんですよね~ あ~、今の私には固すぎる。
最近のカップ麺は品質の向上が目覚しいことを実感したのでした。
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