母親の知り合いが仕留めた野生の熊肉をもらったので、鍋にして食べることになった!
熊の肉を食べるのは初めてだし、調理するのも初めてだけど、なんとなく得た知識でなんとなく鍋を作ってみますかっ!
ということで、取り急ぎ冷凍していた熊肉を、半解凍の状態で薄くスライスしてみますかっ!
ところが、いざ熊肉の固まりを目の当たりにすると、未だに生命力のようなものを感じるのです。
おかしいな、すでにお亡くなりになられているはずなのに、まるで殺生をするかのようで、小心者の私は包丁を入れるのをためらってしまった。
豚や牛と違って、野生の熊は自活してるし、生き抜くパワーがあるからそんなふうに感じるのかな、、、と考えていると母が
「さっさと切らないと解凍して切りづらくなるわよ!」
と言って私から包丁を奪い、キュウリを切るようにサクサクとスライスした。
鮮やかな赤色です!イベリコ豚のような色味です!
本当は、鍋奉行の父が炭をおこし、炭火で鍋を作る予定が、父は自治会の行事の飲み会で手の施しようの無い程酔っぱらってしまったので、
泣く泣く台所のガスコンロで作ることになった。
まずは薄くスライスしたリンゴを鉄鍋に敷き、その上に熊肉とささがきにした牛蒡をのせ、日本酒を熊肉が隠れるまで入れたら、酒がなくなるまで煮詰めてみる。
台所中に酒の匂いが充満し、お酒大好きな私でさえも軽くむせそうになる
肝心の熊肉は、箸でつつくとゴムのように固くなっていた。
母の友人は、「熊の肉は長靴を食べてるようなものだった」と言っていたようで、それはあながち嘘ではないようだが、やっぱり美味しく食べたいから、もう少し煮込んでみようかな!
リンゴを取り除き、さらに日本酒を入れ10分程煮てみる。
なんとなく熊肉が柔らかくなってきたので、水を足し白味噌で味を整え、大根、ネギ、しめじ、豆腐を入れ、鍋のふたをして野菜がしんなりするまで煮てみる。
グリーンホ ーネットのケイト(カトー、KATO)の仮装をして鍋の蓋を開けてみると、お酒の甘い香りがプワ〜ンと漂ってきた
予想では獣の匂いがすると思っていたのに、なんか違うんだよね、甘い香りに混じってムスクの匂いがする〜!
ケイトがレノアとのデートで着ていた服装で蓋を開けるも、肉の上に野菜をのせたため肝心の熊肉が写っていない!アホですっ!!
さっそく食べてみると、お肉が柔らかくて甘~い!
臭みがぜんぜんなくて、今まで食べた事がない味だけど、脂身を食べると牛肉に近い味がする!
鍋のスープは日本酒とリンゴから出た甘みが白味噌と相まってクリームシチューのようです!
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熊の毛 |
良く見ると、肉のところどころに黒い熊の毛がくっついていた。
これも野性味溢れる猟師飯の醍醐味ですね
フィールドを問わず、天然物は美味しいなぁ❤
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