2013年1月25日金曜日

ジョン・ウィリアムズの法則~John Williams~


去年から通い始めたボイストレーニングのおかげか、声が響くという感覚がやっとわかってきた!

のどの奥を思いっきり開いて、奥から声を出すと、頭の中に声が響く感覚がして気持ちがいい、
気持ちがいいから、ず~とその発声で声を出していたくなる

その時の声の聞こえ方は、ハッキリした細い声というよりも、モワ~ンとしてフルートの高音みたいな感じ。
全然つかれないし、高音が簡単に出るし、のども痛くならない。

あくびをしながら、声を出すポイントを喉の奥にもってくると、こんな発声になるようだ。


さて、今日のボイストレーニングでは、私のジェダイマスターのもとで「インターバル」というものを習った
これは相対音感を鍛えるもので、ある音を基準とし他の音を判別する能力を鍛える訓練法だそうです

例えば、

ドの音を聴いて、それに対してミの音を発声する。
ソの音を聴いて、レを発声する。
というように、音当てクイズのようなものです。

音と音の間の高低差をつかむということですかね
ただ、初めはなかなか高低差をつかみにくいので、知っている曲に当てはめるとよいらしく

ドとレの高低差は、「ドレミの歌」の冒頭 ♪ ドはドーナツのド~ の、「ド(ド)」と「は(レ)」であるとか

ドとソの高低差は、「スターウォーズ」であるとか、、、

ここで私のジェダイマスターが例として

「この曲、スターウォーズよね?」

と言って口ずさんだ曲が、まさかの「E.T.」だった。あれ?

まあ、作者は同じ人だから曲は似てるよね(笑


そこでハっと気付いた。ジョン・ウィリアムズの曲は、高低差に法則があるんじゃないか?

ジョン・ウィリアムズ(John Williams)は言わずと知れた有名作曲家で、説明の必要もありませんが、
この人の曲がなければ、スティーブン・スピルバーグの映画はここまでヒットしなかったのではないかと思うし、
「スターウォーズシリーズ」は、ジョージ・ルーカスとジョン・ウイリアムズ、この2人の天才による奇跡のコラボレーションで実現した、娯楽映画の最高傑作です。
それほどまでにこの人は、映画音楽においては素晴らしい才能をお持ちだと思います。
私なりの褒め言葉で恐縮ですが、数々のクラシックの名曲を非常に上手く応用し、パクリの天才でもあると思います。

まあ、この世の中ほとんどがパクリで成り立っていますし、そもそもクラシックも何かのパクリでしょうから、パクリの天才は世界を制すのでしょう。


家に帰ってさっそくジョン・ウィリアムズの曲を聴くと、法則が見つかった!

彼の曲には、ドとソの高低差が使われているようです
この高低差を専門用語ではPerfect 5th(完全5度)と呼び、略してP5(今日もらったテキストに書いてた)


どんな感じかというと、、、

「スターウォーズ」の出だしは、ドを基準とすると ♪ ド~ソ~ファ、ミ、レ、ド~ソ~ ファ、ミ、レ、ド~ソ~

となり、ドとソの高低差であるP5が使われている。


「E.T.」の出だしも、ドを基準とすると ♪ ド~ソ~ ファ、ミ、レ、ミ、ド~ソ~  となり、P5ですね!


もはやスターウォーズと区別がつかない「スーパーマン」も ♪ ド、ド、ソ~ ラソファソ~ で、見事にP5


実は「ハリーポッター」も、♪ ミ、シ~ ミ、シ~ミ、ド~シラ#~  で、ドとソの高低差と同じなんですね!


わかりやすいのが「ジュラシックパーク」、♪ シ♭、ファ~ ド、ソ~ ソラシ♭~シ♭、ラ、ファ、ソ~

と、P5が2回続く。



私が大好きなインディージョーンズはというと

♪ ミ、ファ、ソド~ レ、ミ、ファ~ ソ、ラ、シファ~ ラ、シド、レ、ミ  ミ、ファ、ソド~ レミファ~ ソ、ソ、ミ~ ソ、ソ、ミ~ ソ、ソ、ミ~ ソ、ソ、ファ~ミ~レド~

う~ん、いい曲だ~。 でも、、、高低差はなんだろ? P5であると確信を持てる部分がありません
素人の私には判別不明。


彼の曲で、壮大なスケールを感じ耳に残る部分はP5が使われているようですね
恐らくP5の使い方が上手なんでしょう。

それにしても、これがすでに周知の事実としても、自分で何かを発見するっておもしろい!! 
情報過多の現代では、ともすると知識は外から得るものと受け身になりがちだが、知識は自ら創るものとすれば、子供のような無邪気な好奇心と情熱を持ち続けられるのかな、インディージョーンズのように。

そういえば、子供のころの将来の夢は探検家だったなぁ


あ、インターバルの練習しなきゃ(汗
パダワンの修行は続く。。。






2013年1月19日土曜日

達谷窟毘沙門堂のおみくじ(たっこくのいわや)


岩手県西磐井郡平泉町平泉(いわてけんにしいわいぐんひらいずみちょうひらいずみ)に、国指定史跡である達谷窟毘沙門堂(たっこくのいわやびしゃもんどう)がある。

坂上田村麿大将軍東征(さかのうえたむらまろだいしょうぐんとうせい)の霊跡である達谷窟に関する最古の記録「吾妻鏡(あづまかがみ)」によると
「毘沙門天ノ化身來タリテ我國ヲ護ル(びしゃもんのけしんキタリテわがくにヲまもル」
と記され、大将軍の本地を毘沙門天と見なす「田村信仰」の発祥地として、国の史跡に指定されている。

延暦廿年(801年)、この達谷窟(たっこくのいわや)に蝦夷の頭(えぞのかしら)、悪路王(あくろおう)や、赤頭高丸(あかがしらたかまる)が城を造り、人さらいや盗みを働いていた。
ある時、悪路王は京の葉室中納言様の娘、ゆり姫様を誘拐し、窟(いわや)の奥に閉じ込めた。桓武の帝は、坂上田村麿公(さかのうえたむらまろこう)に、蝦夷征伐(えぞせいばつ)を命じたが、蝦夷の力は強く、田村麿公は苦戦を強いられた。
苦戦する田村麿公を、戦の神様である毘沙門天様が天から降りてきて味方をした。
毘沙門天様のおかげで田村麿公は悪路王を征伐し、ゆり姫様はじめ多くの人々を救い出すことができた。坂上田村麿公は、戦に勝ったお礼に悪路王らの住んでいた窟にお堂を建て、108体の毘沙門様を祀り、窟毘沙門堂(いわやびじゃもんどう)と名付けた。
これが、達谷窟毘沙門堂(たっこくのいわやびしゃもんどう)のはじまりとされる。



達谷窟(たっこくのいわや)は、県道31号線沿いに現れた。
20台も入れば一杯になる駐車場にレンタカーを停め、辺りを見渡すと駐車しているのは3台だけ!
ほぼ貸切りの状態で達谷窟毘沙門堂を見学することができた。




***毘沙門堂へのお参りのしかた(パンフレットより抜粋)***
毘沙門様は寅年守本尊(とらどしまもりほんぞん)。悪鬼を下し福を招く、財宝・官位・智恵・寿命の他に縁結・子宝・学業成就。また軍神の故、勝負事等の必勝祈願、諸々の願が叶うと云われる。
昔より絵馬を奉納するとよいとされる。柏手を打って祈るもよし。合掌して「ヲンベイシラマナヤソハカ」と御真言を唱えるもよし。


岩壁にめり込むように建てられた御堂は、京都の清水寺の舞台を模して造られたとされ、
御堂の中は、天井の一部と奥の壁が岩壁になっていた。

正面には数体の毘沙門様が祀られており、賽銭箱の横には絵馬が置いてあった。
ここの絵馬は200円。 
え?絵馬の相場って500円じゃないの?? 
もちろんコストパフォーマンスの高い絵馬を買い、都合のいい願い事を書く

「私好みの素敵な男性と結婚させてください」

書き終えたところでSちゃんが突っ込みを入れた
「プチケイトちゃん、書く前にお金払わな」

しまったぁ! 毘沙門様の御前で、私利私欲に走ってしまったぁ!

あわてて奉納箱に200円を納め、絵馬を掛けているとSちゃんが叫んだ
お堂に入る光


「プチケイトちゃん! ココのおみくじ、20円やで!!」

え?おみくじの相場って100円じゃないの?? 

振り向くとSちゃんはすでにおみくじを開きボヤいていた
「嘘やん、中吉やん」
私もさっそく20円を納めおみくじを引くと、なんと大吉!!!
「ひぃい~ だ、だ、大吉く~~ん!」 
岩面大佛
お堂中に絶叫が響いた。建物の半分が岩だから反響がすごい。
Sちゃんは、本尊に向かって 「ありがとうございます!」 を連呼する私を見て
「アカン!プチケイトちゃん!ココは騒ぐ場所ちゃうで!」と言って本堂の外へ連れ出してくれた。

岩壁には仏像の顔が彫られており、「岩面大佛」と呼ばれ崇められている。
諸説によると、源義家が馬上より壁面に矢を射り仏像を彫ったとされるが、信じるか信じないかは、あなた次第

それにしても、真冬の達谷窟は寒い! 
足の先が冷たくなってきたので車に戻り次の目的地へ向かいながら、助手席のSちゃんに私の大吉のおみくじを読み上げてもらった

「願いごとは、金銭のことをはじめ、すべてに望みのままとなります」

ま、ま、まじっ!! もっと絵馬にお願い事を書いてくればよかったぁ~!!
笑いが止まらない私にSちゃんが

「続きがあるで、、、油断しないことです、、やて」
おみくじって、オチがあるんですよね。。。戒めのようなオチが。
去年のおみくじも、「ただし、酒と色におぼれるな」と戒めの言葉があったけど、ケイトに惚れた私はどっぷりと色に溺れた

Sちゃんが続けた

「縁談は、うまく早くまとまります。安心できます。」

あまりの衝撃に歓喜の声が馬の雄叫びになってしまいました

「ヒヒィィイ~~ン!!!」


達谷窟毘沙門堂(たっこくのいわや)のおみくじって素晴らしい!!

あ~ どうか
私好みの素敵な男性と結婚させてください、よろしくお願いします。

合掌





2013年1月17日木曜日

乗り込むと、それはE5系だった


ふと、旅をしたくなった。
これまで行ったことがない場所がいいな。

でも、私は過去の仕事柄、日本国内は大体ほとんど行ったことがあるんだなぁ。。。
なかなか足を運ぶ機会がないと思われる新潟県の佐渡ヶ島にも5回行き、民謡の佐渡おけさを、踊れはしないが唄えるまでになったもん。
あの島には本当に美しい風景があり、長い歴史を通して集まった人々の思いに触れられる場所がある。
それは少し沖縄の本土に似ているけれど、それよりも奥ゆかしくひっそりと存在していると感じた
佐渡ヶ島はすばらしい、美男美女が多かった(笑

さあ〜てと、どこ行こうかなぁ〜 と思いを巡らせているとお友達からお誘いが入った。

「プチケイトちゃん、どこか行かへん?」

関西出身のSちゃんは、どうやら北へ行きたいらしい

「普通の人が行かへん場所がええなぁ」

気持ちはわかるが、そもそも普通の人って誰? 軽く押し問答あり。

あまり人が行かない名所か、、、ん? あるある!
Sちゃんが絶対行ったことが無い場所!そして、私もまだ知らない場所

さて、私たちはさっそく新幹線のチケットと宿を取り、思い立ちから2週間後には東京駅にいた。
その日の東京は冷たい雨が降り、深夜には雪が降る予報で、電車もそこそこ乱れ、東北新幹線の「はやて」に乗り込んだのは発車時刻の3分前だった。

乗り込んでから、私は重大なことに気づく、

「あ!車内で飲む一番搾りを買っていない!!」

慌てて車両を降りキオスクでビールを買い、戻る途中で新幹線の車体が薄緑色で、先頭車両のノーズが異様に長いことに気付いた!

あ!これ!もしかして!新しい新幹線じゃない??

そう、私たちが乗り込んだのは、JR東日本が2011年から運行している新幹線の新型車両、E5系車両だった。

あれ? でも、E5系って、特急料金が500円加算されたような気がする。。。調べてみると、「はやぶさ」は最高時速300キロ走行のため特急料金が加算されるけど、「はやて」は現行と同じく最高時速275キロ走行のため、特急料金は加算されないそうな。だからチケット購入時に気づかなかったのね!

わーい! 初めて乗るE5系、旅の楽しみがひとつ増えた!

興味津々なE5系の車内は、座席を含め淡いグレーで統一され、オレンジ色に近い暖色系の車内灯は、ホテルの客室灯のように柔らかい印象で、従来型車両に比べ明らかに目に優しくて落ち着くのです。
そして、座席は従来のリクライニングに加え、シートに枕が付いていて、上下に動かすことで高さを調節することができる。
やや反発力があるシートは、座り始めは固さを感じるけれど、長時間座っていても体が疲れなかった。

そして嬉しい事に、両壁には列ごとにコンセントが付いていて、運よく窓際に座った私は、携帯の充電が30%切っていたのでさっそく充電をし、持ってきたノートパソコンも充電を気にすることなく使用することができた。

もちろん窓際に座らなくてもコンセントは使用できるけど、電源コードが人の邪魔になることを考えると、使用予定がある場合はあらかじめ窓際のA席かE席を確保しておいたほうがいいかもね。

私が密かに感動したのは、女性用トイレに、頭の先から足の先まで見事に全身が映る鏡があることと、着替え台(changing board)がついていたことで、これは私がいつでもケイトに変身できるよう配慮してくれたのかしら??と自己中心的な解釈をしてはニヤけてしまった。
男性用トイレは確認していません。ケイトに変装すれば入れるかもしれないけど、立ちしょんはハードル高いもんね♪ というか、不審者として連行される。。。

E5系の象徴であるグランクラス(ファーストクラス)は、他の車両からの通り抜けができないため、乗車券を持っていないと入る事ができなかったが、ホームから中を覗くと、見るからに上質なソファが並んでおりました。

乗り心地は従来型より明らかに振動が少なくて快適で、走り出しが静かすぎて出発したことに気付かなかったくらい。
更に、あのロングノーズのおかげか、トンネルに突入するときのブォーンという騒音もないし、空気抵抗を感じず車体の揺れも少なくて、飛行機に乗ってるみたいだった。
それに、機密性が高いのか、これまでは外気に合わせて車内の温度も変化していたけれど、E5系は東京から目的地の雪降る北東北まで車内温度は一定に保たれていた。

今年の春からは時速320キロ走行になるんだよね~ 
目的地に早く着くから車内滞在時間が短縮されちゃうのかぁ

こんなに乗り心地が良くて快適な時間を過ごせる乗り物なのに
なんだか、もったいないわ~(笑




2013年1月14日月曜日

祝・映画グリーンホーネット公開2周年


私の愛する、映画グリーンホーネット(The Green Hornet)が、公開から2周年を迎えました!

あらためて、グリーンホーネットの公開時を振り返ってみようかな。

う~ん、、、あれ??? 

なんと!

公開されたとき、私はこの映画の存在を知らなかった!
そもそも公開されたことすら知らなかった!!
DVDが発売されたこともレンタルされたことも、、、知らなかった!!笑

じゃあ、映画と出逢ったいきさつって、、、そうだ!

公開から1年後の2月のある日、その日はたまたま休日だった。
たまたま家にいてWOWOWをつけていた。
たまたま日本語吹き替え版のグリーンホーネットが放送されていた。

でも、アイロンかけたり、つめ切ったり、かっぱえびせん食べたりするのに夢中で、一度もテレビ画面を見なかった。

そして映画もラストにさしかかろうとしたとき、つまんなそうだからチャンネル替えようと思いリモコンを手に取り画面を見た。
そこに、たまたまマスクをつけた魅惑的なコスチューム姿のケイト(カトー、KATO)が映っていた。

そう、すべて、たまたま、偶然!

でも、恋って 「たまたま」 の連続が作り出す悪戯だったりするじゃない?

その、たまたま目に入った、マスクで顔が良く見えないケイトに一目惚れしちゃったんだぁ。
自分でも、「なんかおかしくないかい?」って思ったけど、しょうがないよ、マスクで顔が良くわからないケイトを一目見て雷に打たれたんだもん♪

私が人を好きになる時って、だいたいこんな感じ。

ザックリ分けると

矛盾してるのが本能的な恋。 矛盾がないのは打算的な恋。


こうして恋に落ちた私は、ケイトを好き過ぎてケイトになりたくて、仮装をして地味に遊び始めた。
これがプチケイトの始まり、、、あれ? 話の軸がずれてる (汗

何はともあれ、公開2周年おめでとうございます!!

映画グリーンホーネットが、人々の記憶から薄れたとしても、TSUTAYAの棚から消えたとしても、私は応援し続けます。

とはいえ、Part2は作らなくていいですよ (笑



2013年1月13日日曜日

シングルズバー体験談


私の中で下火になりつつある、「恋に落ちようキャンペーン」の一環として、重い腰を上げシングルズバーに行ってきた

あまり出会いに興味がないAちゃんと、出会いに飽きた私は、モチベーションが深海に沈んだまま
「女性は初回完全無料、飲み放題、デザート付き」
というお店のふれこみに釣られ、お互いの尻をたたき合いながら目的地へたどり着いた。

都内某所、会員制のこのバーは、白を基調とした清潔感ある作りになっていて、バーというよりはカフェに近い印象。

19:30に入店すると、数人の男女が1対1でお話をしていた。

まずは、このお店の会員登録のため書類を書き、身分証明書を提出する。
身分証明書は、顔写真付きの公的機関発行の証明書でなければならず、忘れると入店できない。
外国籍のAちゃんは、最初に見せた保険証は認められず、外国人登録証を見せていた。

書類を書き終えるとルールを説明される。
初回に限り女性は完全無料だが、お店のコンセプトにそぐわない(既婚者、彼氏がいる)ことが判明した場合は通常料金が発生し、以降出入り禁止になる。
ドリンクは飲み放題だが、飲み残しがあれば料金が発生する。
また、2時間以内の退店も料金が発生する

基本、男女1対1の紹介で、男性が座っているテーブルに女性が案内され、15分~30分お話をして、店員の指示で女性が次の男性のもとへ移動するというシステム。

30分程かけて会員登録とレクチャーを済ませると、別のテーブルに移動し、ここで飲み物を注文した。
飲み放題メニューは、ジン、ウォッカ、ラム、テキーラ、カシスをベースとしたトニックなどのジュース系カクテル。ウイスキー、ワイン、ソフトドリンク。そして、ビールではなく、発泡酒。シャンディガフは、ビールではなく発泡酒ベースだからそういう味だった。

私はジュース系カクテルではなく、ズッシリ系が飲みたかったので、メニューにないギムレットを注文するとあっさり断られた。
まあ、それは当たり前なので、メニューの中で一番飲みごたえがありそうなテキーラサンライズを頼んだ。
モデル級美女の店員さんは、「ドリンクの飲み残しがありますと、料金をいただくことになりますのでお気を付けください」と丁寧に言った。
心配ご無用。私の人生において、お酒を飲み残すなんて有り得ない!

女子2人で乾杯して軽く飲んでいると、男性のテーブルにそれぞれが案内された。

軽く緊張。

お一人目はスーツを着た若い男性で話しやすい。
たわいもない話をしていると、私にだけデザートが運ばれてきて、アンケートの記入をお願いされた。
最近字を書く機会が減ったものだから、「柔らかい」という漢字を間違えてしまったが、それを男性はじっとおとなしく見ていた。

20分ほど話していると、店員さんがいきなり割って入ってきた

「それではお時間ですので、女性の方、席のご移動をお願いします」

こうして、有無を言わさずテーブルを立たされた。
なるほど、もし相手を気に入ったら、早い段階で連絡先の交換をしたほうが良いということですね

私はひとまず男性のいないテーブルへ案内され、そこでしばし休憩タイム。
ほどなくしてAちゃんも私のとなりに戻ってきて、しばらく女子会ムードでお話していると、私は2人目の男性の元へ案内された。

2人目の男性もスーツを着たサラリーマンで、話がしやすかった。

15分ほど話していると店員が現われ、「女性のかた、席のご移動をお願いします」

こうしてまた男性のいないテーブルへ、、、Aちゃんは、奥のソファ席で男性とお話をしていた。

テキーラサンライズを飲んでいると、男性店員がきて丁寧に話しをしてくれた

「本日は、男性のお客様が少なめでして、ご紹介するのにお時間がかかってしまい申し訳ございません。通常はこういうことはないのですが、、、もし、気になる男性がいらっしゃいましたら、ご紹介させていただきますのでお声かけください」

そして

「次のお飲み物をご用意しましょうか?」

と、ぬかりない。

3杯目もテキーラサンライズをいただいて、気になる男性を探そうかと店内を見渡すと、横にかっこいい男性が! と思ったら店員だった。
目の前をかっこいい男性が通り過ぎた!と思ったら、それも店員だった
右を見ても左を見ても、目に入るのは男性店員。
あれ? なんだか、男性のお客様より店員のほうが多いんじゃない?

そして3人目の男性の元へ案内された。

この方もスーツを着たサラリーマンで、お話しがしやすかった。

結構ハッキリと言う方で

「失礼ですが、スポーツが苦手そうですよね」と言われたので

「そうなんです、でも、綱渡りは得意なんですよ」と私が言うと

「それは、人生の綱渡りでしょ?」と言って、2人で爆笑。 

そこに店員が来てタイムアウト


結局、私は3人の男性をご紹介いただき、お酒も4杯いただき、デザートもいただき、気分良くお店を出た。

外に出て賑やかな交差点を歩いていると、なぜかホっとした
シングルズバーの雰囲気が特殊すぎて、別世界にいたみたい。
宇宙人に捕らわれた人が地球に生還したときの感覚に近いかも。

シングルズバーの先がけであるこのバーは、接客が丁寧だし、見る限りサクラもいないし、真剣な出会いを求めてくる人が多いので好感を持てました。