2013年1月13日日曜日

シングルズバー体験談


私の中で下火になりつつある、「恋に落ちようキャンペーン」の一環として、重い腰を上げシングルズバーに行ってきた

あまり出会いに興味がないAちゃんと、出会いに飽きた私は、モチベーションが深海に沈んだまま
「女性は初回完全無料、飲み放題、デザート付き」
というお店のふれこみに釣られ、お互いの尻をたたき合いながら目的地へたどり着いた。

都内某所、会員制のこのバーは、白を基調とした清潔感ある作りになっていて、バーというよりはカフェに近い印象。

19:30に入店すると、数人の男女が1対1でお話をしていた。

まずは、このお店の会員登録のため書類を書き、身分証明書を提出する。
身分証明書は、顔写真付きの公的機関発行の証明書でなければならず、忘れると入店できない。
外国籍のAちゃんは、最初に見せた保険証は認められず、外国人登録証を見せていた。

書類を書き終えるとルールを説明される。
初回に限り女性は完全無料だが、お店のコンセプトにそぐわない(既婚者、彼氏がいる)ことが判明した場合は通常料金が発生し、以降出入り禁止になる。
ドリンクは飲み放題だが、飲み残しがあれば料金が発生する。
また、2時間以内の退店も料金が発生する

基本、男女1対1の紹介で、男性が座っているテーブルに女性が案内され、15分~30分お話をして、店員の指示で女性が次の男性のもとへ移動するというシステム。

30分程かけて会員登録とレクチャーを済ませると、別のテーブルに移動し、ここで飲み物を注文した。
飲み放題メニューは、ジン、ウォッカ、ラム、テキーラ、カシスをベースとしたトニックなどのジュース系カクテル。ウイスキー、ワイン、ソフトドリンク。そして、ビールではなく、発泡酒。シャンディガフは、ビールではなく発泡酒ベースだからそういう味だった。

私はジュース系カクテルではなく、ズッシリ系が飲みたかったので、メニューにないギムレットを注文するとあっさり断られた。
まあ、それは当たり前なので、メニューの中で一番飲みごたえがありそうなテキーラサンライズを頼んだ。
モデル級美女の店員さんは、「ドリンクの飲み残しがありますと、料金をいただくことになりますのでお気を付けください」と丁寧に言った。
心配ご無用。私の人生において、お酒を飲み残すなんて有り得ない!

女子2人で乾杯して軽く飲んでいると、男性のテーブルにそれぞれが案内された。

軽く緊張。

お一人目はスーツを着た若い男性で話しやすい。
たわいもない話をしていると、私にだけデザートが運ばれてきて、アンケートの記入をお願いされた。
最近字を書く機会が減ったものだから、「柔らかい」という漢字を間違えてしまったが、それを男性はじっとおとなしく見ていた。

20分ほど話していると、店員さんがいきなり割って入ってきた

「それではお時間ですので、女性の方、席のご移動をお願いします」

こうして、有無を言わさずテーブルを立たされた。
なるほど、もし相手を気に入ったら、早い段階で連絡先の交換をしたほうが良いということですね

私はひとまず男性のいないテーブルへ案内され、そこでしばし休憩タイム。
ほどなくしてAちゃんも私のとなりに戻ってきて、しばらく女子会ムードでお話していると、私は2人目の男性の元へ案内された。

2人目の男性もスーツを着たサラリーマンで、話がしやすかった。

15分ほど話していると店員が現われ、「女性のかた、席のご移動をお願いします」

こうしてまた男性のいないテーブルへ、、、Aちゃんは、奥のソファ席で男性とお話をしていた。

テキーラサンライズを飲んでいると、男性店員がきて丁寧に話しをしてくれた

「本日は、男性のお客様が少なめでして、ご紹介するのにお時間がかかってしまい申し訳ございません。通常はこういうことはないのですが、、、もし、気になる男性がいらっしゃいましたら、ご紹介させていただきますのでお声かけください」

そして

「次のお飲み物をご用意しましょうか?」

と、ぬかりない。

3杯目もテキーラサンライズをいただいて、気になる男性を探そうかと店内を見渡すと、横にかっこいい男性が! と思ったら店員だった。
目の前をかっこいい男性が通り過ぎた!と思ったら、それも店員だった
右を見ても左を見ても、目に入るのは男性店員。
あれ? なんだか、男性のお客様より店員のほうが多いんじゃない?

そして3人目の男性の元へ案内された。

この方もスーツを着たサラリーマンで、お話しがしやすかった。

結構ハッキリと言う方で

「失礼ですが、スポーツが苦手そうですよね」と言われたので

「そうなんです、でも、綱渡りは得意なんですよ」と私が言うと

「それは、人生の綱渡りでしょ?」と言って、2人で爆笑。 

そこに店員が来てタイムアウト


結局、私は3人の男性をご紹介いただき、お酒も4杯いただき、デザートもいただき、気分良くお店を出た。

外に出て賑やかな交差点を歩いていると、なぜかホっとした
シングルズバーの雰囲気が特殊すぎて、別世界にいたみたい。
宇宙人に捕らわれた人が地球に生還したときの感覚に近いかも。

シングルズバーの先がけであるこのバーは、接客が丁寧だし、見る限りサクラもいないし、真剣な出会いを求めてくる人が多いので好感を持てました。


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