2013年1月17日木曜日

乗り込むと、それはE5系だった


ふと、旅をしたくなった。
これまで行ったことがない場所がいいな。

でも、私は過去の仕事柄、日本国内は大体ほとんど行ったことがあるんだなぁ。。。
なかなか足を運ぶ機会がないと思われる新潟県の佐渡ヶ島にも5回行き、民謡の佐渡おけさを、踊れはしないが唄えるまでになったもん。
あの島には本当に美しい風景があり、長い歴史を通して集まった人々の思いに触れられる場所がある。
それは少し沖縄の本土に似ているけれど、それよりも奥ゆかしくひっそりと存在していると感じた
佐渡ヶ島はすばらしい、美男美女が多かった(笑

さあ〜てと、どこ行こうかなぁ〜 と思いを巡らせているとお友達からお誘いが入った。

「プチケイトちゃん、どこか行かへん?」

関西出身のSちゃんは、どうやら北へ行きたいらしい

「普通の人が行かへん場所がええなぁ」

気持ちはわかるが、そもそも普通の人って誰? 軽く押し問答あり。

あまり人が行かない名所か、、、ん? あるある!
Sちゃんが絶対行ったことが無い場所!そして、私もまだ知らない場所

さて、私たちはさっそく新幹線のチケットと宿を取り、思い立ちから2週間後には東京駅にいた。
その日の東京は冷たい雨が降り、深夜には雪が降る予報で、電車もそこそこ乱れ、東北新幹線の「はやて」に乗り込んだのは発車時刻の3分前だった。

乗り込んでから、私は重大なことに気づく、

「あ!車内で飲む一番搾りを買っていない!!」

慌てて車両を降りキオスクでビールを買い、戻る途中で新幹線の車体が薄緑色で、先頭車両のノーズが異様に長いことに気付いた!

あ!これ!もしかして!新しい新幹線じゃない??

そう、私たちが乗り込んだのは、JR東日本が2011年から運行している新幹線の新型車両、E5系車両だった。

あれ? でも、E5系って、特急料金が500円加算されたような気がする。。。調べてみると、「はやぶさ」は最高時速300キロ走行のため特急料金が加算されるけど、「はやて」は現行と同じく最高時速275キロ走行のため、特急料金は加算されないそうな。だからチケット購入時に気づかなかったのね!

わーい! 初めて乗るE5系、旅の楽しみがひとつ増えた!

興味津々なE5系の車内は、座席を含め淡いグレーで統一され、オレンジ色に近い暖色系の車内灯は、ホテルの客室灯のように柔らかい印象で、従来型車両に比べ明らかに目に優しくて落ち着くのです。
そして、座席は従来のリクライニングに加え、シートに枕が付いていて、上下に動かすことで高さを調節することができる。
やや反発力があるシートは、座り始めは固さを感じるけれど、長時間座っていても体が疲れなかった。

そして嬉しい事に、両壁には列ごとにコンセントが付いていて、運よく窓際に座った私は、携帯の充電が30%切っていたのでさっそく充電をし、持ってきたノートパソコンも充電を気にすることなく使用することができた。

もちろん窓際に座らなくてもコンセントは使用できるけど、電源コードが人の邪魔になることを考えると、使用予定がある場合はあらかじめ窓際のA席かE席を確保しておいたほうがいいかもね。

私が密かに感動したのは、女性用トイレに、頭の先から足の先まで見事に全身が映る鏡があることと、着替え台(changing board)がついていたことで、これは私がいつでもケイトに変身できるよう配慮してくれたのかしら??と自己中心的な解釈をしてはニヤけてしまった。
男性用トイレは確認していません。ケイトに変装すれば入れるかもしれないけど、立ちしょんはハードル高いもんね♪ というか、不審者として連行される。。。

E5系の象徴であるグランクラス(ファーストクラス)は、他の車両からの通り抜けができないため、乗車券を持っていないと入る事ができなかったが、ホームから中を覗くと、見るからに上質なソファが並んでおりました。

乗り心地は従来型より明らかに振動が少なくて快適で、走り出しが静かすぎて出発したことに気付かなかったくらい。
更に、あのロングノーズのおかげか、トンネルに突入するときのブォーンという騒音もないし、空気抵抗を感じず車体の揺れも少なくて、飛行機に乗ってるみたいだった。
それに、機密性が高いのか、これまでは外気に合わせて車内の温度も変化していたけれど、E5系は東京から目的地の雪降る北東北まで車内温度は一定に保たれていた。

今年の春からは時速320キロ走行になるんだよね~ 
目的地に早く着くから車内滞在時間が短縮されちゃうのかぁ

こんなに乗り心地が良くて快適な時間を過ごせる乗り物なのに
なんだか、もったいないわ~(笑




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