2012年12月7日金曜日

女性の願いを叶えるムッシュ・イケメン


パリ最大の墓地、ペール・ラシェーズ(cimetière du Père-Lachaise)には、哲学者、作曲家、作家、画家、ミュージシャンなど、フランス人に限らず歴史に名を残した多くの著名人の墓があり、ちょっとした観光地になっているようです。

私も数年前にパリを訪れた際に、漏れなく観光させていただきました。
墓地というよりは、パワースポットのような霊気を感じました。
文学好きの私は、マルセルプルースト、ポードレール、オスカーワイルドの墓を眺めながら、場所柄静かに大興奮。オスカーワイルドの墓には、何故かキスマークがいっぱいついていた。

他にも、マリアカラスやショパン、エディットピアフ、ドアーズのジムモリスンなどの墓があり、時を超え、過去の偉人達と同じ時間を過ごしているような錯覚を覚えた。

実は私は、この墓地で会いたい人がいた。それは、19世紀のフランス人ジャーナリストのヴィクター・ノワール(Victor Noir)さん。 この方はナポレオンを批判したことがきっかけで、ナポレオンの子孫に22歳で射殺されたそうです。

そしていつからか、フランス女子の間では、彼の墓石の上に横たわる彼の銅像を触ると、結婚できるとか妊娠できるとか、という噂が都市伝説のようにささやかれているそうな。。。

当時、私は離婚したばかりで、彼氏になりそうな人が現れた微妙な時期だった。一応これでも女子の私は、この都市伝説にあやかりた〜い ♥ ということで、真っ先にムシュー・ノワールの元へ!

ヴィクターさんのお墓は大きな通りに面していたので見つけやすかった。スーツにトレンチコート姿で横たわり、右手にはシルクハットが添えられ、胸元には銃弾の痕まで再現されていた。




おそらく等身大だと思われる。そして、なかなかのハンサムです。





人が触った部分は塗装が剥げていて、特に鼻とあごがテカテカ。唇が剥げているのはキスでもされたの? と思わせる色男ぶり。
そして、広い範囲で塗装が剥げていたのが股間部分。これがまた存在感がある股間なんです、触りたくなる気持ちわかりますぅ(笑

都市伝説にあやかりたい私は、恐縮ながら触らせていただきました。
一番ご利益ありそうな、、、股間を!!!

だって!!! 僕は、オトコが好きだぁ〜〜♥






何故かヴィクターさんの傍は居心地がよくて、30分くらいまったりしてたかな、、、
「じゃあ、ヴィクターさん、また来るね、アビアントー」 と別れをつげ立ち去った後、道に迷ってしまい、闇雲に歩いていると、またヴィクターさんの元にたどり着いてしまった(笑

「ヴィクターさん、また来ちゃった〜」 と笑いながらしばらくまったり。
そして、さっきはアビアントー(また近いうちに)と言ったから、今度は
「オヴワー(さようなら)」と言って立ち去った。

この、女性の願いを叶えるヴィクター・ノワールさん。確かにご利益があり、私は当時彼氏になるか微妙だった男性と恋人関係になりました♪

Merci , Monsieur Noir  :-)


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